10年後の八ッ場ダム

 

 関東平野が、あの八ッ場ダムによって助かったという話題がある。

 台風19号による浸水を最小限にとどめたという認識からだ。

        

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 「コンクリートから人へ」のスローガンの下、旧民主党政権が2009年に建設中止を表明した。

 自民党政権に戻って、11年に方針転換して建設再開を決定すされ、工事はほぼ完成(試験放流前)の時だった。

 

 下流で、台風19号の被害を避けることが出来たことで、

 16日の参院予算委で、自民松山政司氏が、八ッ場ダムの「効果」を質問。

 

 

   赤羽国交相は、下流の氾濫防止の大きな要因になったとの見方を示す。

   安倍首相は、大変な財政的負担もあったが、果たして後世に負担を残したのかと

  述べ、後世の人たちの命を救うことにもなる、と答えた。

 

 へえー。まるで災害が起こると予期しているの如くだ。

 たまたま、日本全体がそういう場に遭遇したが、首相・内閣の答弁は的外れで、鬼の首を取ったような議論をするのは今の段階で適切ではないことに間違いはない。