ろうばい満開

 

 その帰り道、木一杯の蝋梅 ろうばい に出会った。

 

         

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 低い山でも気温が上がっていなかったが、下りてきたここは少し暖かく感じる。

 北を背にした南向きの斜面は、日光をより受けやすくなっているからだろう。

 

      そういえば、ここらは福寿草の自生地だった。

      黄色い絨毯のように咲いて、たくさん人を集めた光景を思い出した。

 

 私は木の下で、何度も深呼吸した。

 芳香を身体中に染み込んだ。

 それがエネルギーになって、残り距離も完全消化した。