呑みどき

 

 暑さ寒さも彼岸まで ― は、雨になった。

 

 だから、誰にも、何にも遠慮することなく、それがつくる景色を眺めながら、昼まで

にもまだ何時もあるのに、お茶割りで呑んでいる。

         

         

         f:id:komut:20210321235543j:plain

 

      弟が酒好きだった父にと、彼岸に供えたのは

     ほんの一瞬だけだった。

 

 肴は、桜だ。

            

              f:id:komut:20210322004201p:plain

 

      花盗人の 伝説が 別れ話の 始まりでした

      私が話す伝説を あなたは笑って聞き流す

      ごめんね ごめんね ごめんなさい

       ・・・

 

 かくして、頭も夢心地。