東京パラ第8日(31日)、自転車女子個人ロードタイムトライアル(運動機能障害C3)で、杉浦佳子選手が優勝した。25分55秒76
1人ずつ、8kmのコースを2周してタイムを競った。
50歳での金メダルは日本最年長記録だと祝福され、満面の笑みだった。
2017年世界選手権で優勝、19年も2位に入っていたという。
運動機能障害C3。静岡県掛川市出身の経歴が少し知らされている。
30代からトライアスロン、自転車のロードレースにも参加していた。
2016年、伊豆・修善寺でのロードレースで転倒、頭などを強打。頭蓋骨
や肩の骨が砕け、脳挫傷、外傷性くも膜下出血等で生死の境をさまよった。
目を覚ますと、レースに関する記憶がない。45歳
本を手に取ると、漢字が読めない。
家族の顔も分からない。
記憶力などに支障をきたす高次脳機能障害や右半身のまひなどが残った。
トライアスロンで培った体力と、「レースに出たい」という気持ちは変わらず、
今生きていることへの喜び、支えてもらっていることへの感謝を、最高の結果で表
現したという説明が、杉浦の金を讃える賛辞になっている。 mainichi.jp
フルマラソンを最後に走ってから2年近くなる。
目標を達成せずに止めてしまったが、まだ走れるかもしれないと思った。