その雨は、夜にいっそう強まり、日中の寒さを解放してくれなかった。
翌朝も、弱い北風が冷たい。10℃
遅いスタートでよかったが、身体をなかなかスムーズに動かしてくれなかった。
調子の悪さと、運に見放されている理由にするには、いいことなのだが。
やっと晴れてきたのは、それから3時間ほど過ぎた昼前だった。
芝に残っていた水分が、辺りの空気を和らげて、暖かく感じられるほどになった。
思わぬ幸運に天を仰ぐと、桜がきれいになっている。
少し暖かな風が流れてくる東の方を望む。
13時で 16℃
振り返ると、笑うかのような桜の向こうに、幸運に遭ったグリーンも見える。
こんなことで、俄然やる気が出る。
自然を相手にするには、天候を味方にしなければならない。