今日は、沖縄慰霊の日だった。
今年も、梅雨明けした暑さの中を、祖父母と孫だろう人たちが、平和の礎に手を合わ
せるあわせるのを見た。
旧日本軍が住民を巻き込んだ77年前の沖縄戦を、
当時の様子をおばあちゃんは、戦争の惨禍を語っただろう。
今年は、別な光景も伝えられた。
沖縄全戦没者追悼式の会場周辺で、式の様子を見ていた市民から、
「帰れ」、「沖縄の声を聞いて」などと、抗議の声が飛んだ様子だ。
式で、「基地負担の軽減に全力で取り組む」などと挨拶した岸田首相に対して行われ
たものだ。県が3年ぶりに首相を招待していた。
沖縄振興による経済発展や基地負担の軽減に言及したが、辺野古移設については
触れず、「沖縄に基地を押しつけるな」、「聞く力見せてみろ」と怒号を浴びた。
米軍普天間飛行場の県内移設計画を巡っては、2019年2月の
県民投票で辺野古埋め立てに反対が7割を超えた ・・・。
変わらず残る光景と、世論調査にない怒号。