土通草 ツチアケビに遭う

 

 アスファルトの道路を歩いたり走ったりしているが、時々雑木林の獣道を行くことも

も加えている。

 木々の間の傾斜を歩けば、滑り落ちないようにそれらにつかまることがあって、意外

に全身の運動になるような気がしている。

 

 その枝や葉っぱが鬱蒼と拡がる時季に来ることは少なかった。

 まだ広い道路に出るのは憚られる。

 秋の野鳥が、どこまで人家、私に近いところまで出てきているか見たかった。

 

 

 身体はそこそこに疲労した。

 遅いチタケ3本にも出くわした。いいぞ、茄子と炒めて食べられる。

 それになんと、土通草 ツチアケビに出くわした。今日の苦行の褒美だ。

 

 緑の中の赤。葉もなく、地面からにょきっと突っ立っている姿は異様だ。

 

          

         

 

          こっちは 食べられない

 漢方として利用される。

 実を天日で乾燥させる。それを刻んで煎じ、1日3回食後に飲むことが一般的らしい。

 まあ、美味いものではないので、嬉しくはないが面白い。