今夜20時過ぎ、
前橋市長選挙で、 小川晶氏が現職を破り当選確実 と速報が流れた。
同じ北関東、となり群馬県の県庁所在地。
事実上の与野党対決の構図となっていた。
無所属の新人で立憲民主党など野党側の議員が支援した小川晶氏。
4日投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査では、無所属の新人で、立憲民主
党、共産党、国民民主党、社民党の議員から支援を受けた元群馬県議会議員の小川氏が
自民党と公明党が推薦し、4期目を目指した山本氏を大きく引き離していた。
3日までに期日前投票をした人を対象に行った調査でも、小川氏が大きく上回って
いて、今後、順調に票を伸ばすと見込まれたた。
小川氏は、千葉県出身の41歳。弁護士 2013年県議選から4回連続当選。
今回前橋市長選挙初立候補し当選。県庁所在地の女性首長は、北関東初。
選挙戦では、子育て支援策の強化やクリーンな市政の実現等を訴え、立民や共産等
の支持層を固めたほか、いわゆる無党派層の支持を集め、自民党の支持層からも一定
の支持を集めた。
小川晶氏は
この勝利は、市民 ( * citizen ) の勝利だと思う。なんとか前橋を変えたい、政
治を変えたいというみなさんの思いがたくさん集まって、新しい政治の一歩を踏
み出とができた。これからみなさんと一緒に市民の力で ・・・ と述べた。
* (筆者の註) 近代社会を構成する自立的個人で政治参加の主体となる者
群馬の政界は、保守王国と呼ばれるほど自民党の勢力が強く、福田赳夫氏、
中曽根康弘氏、小渕恵三氏、福田康夫氏の4人の総理大臣を輩出した。
現在の県内選出の国会議員は、衆議院の1区から5区の5議席、参議院の
2議席を自民党が独占している。山本一太知事も、かつては自民党の国会議員
県議会では、49人のうちおよそ7割の33人が自民党の会派に所属し、前橋
市議会では、36人のうち、保守系の会派の議員を含む7割あまりの27人が、
今回の前橋市長選挙で山本龍氏を支援していた。