雨の啓蟄

 

 今日五日ごろから始まるのは、啓蟄。   

 啓は、開く。蟄は、虫などが動いたり、土中に隠れたりする様子。   

 自然界の命が花開き、虫たちが顔を出す引っ込める様子が見られる時

 

 雨になった。冷たい ・・・。

 気温の変化が激しく、体調を崩しやすいといわれるが、その通りだ。                 

 

       ねこやなぎの綿帽子に光る水滴 

 

     水仙の芽は顔を出して間もない 

 

 

 私も思わぬ低温や、強い風に、内に籠もってしまう日があった。

 啓蟄の如くに、外へ出ようと自らに言い聞かせる。

 

 かくして、趣味の世界の師匠を訪ねる。

 この間米寿のお祝いをしていたところで、

 

   正月に歳をとったと思ったら、次にもう三か月しかないよと笑った。

 

 そう、白寿、百歳と、父のように息子のように、見守って欲しい。

    ここ5年程の師弟関係ではあるが、もうちょっと長い気がする。

 

 少しやる気が出てきた 。

 間違いない ・・・。