東京都内の私立中で2月、1年生の半数超が、理科の課題に対する解答を間違うとい
う事態が起きた。普通のことだけどね。
1年生に理科を教える教諭が、授業で出した課題の解答をチェックしていて、違和感
を抱いたという。
出した課題は「唾液アミラーゼの働き」を調べること
同じ誤り
唾液アミラーゼは、食べ物に含まれるでんぷんを分解し、胃で消化されやすい
状態にする
教諭は、でんぷんは胃では消化されない。なぜこんな解答になったのだろうと疑問に
思ったということだ。
それは、授業で出した課題の解答をチェックしていた違和感に始まったらしい。
最初にチェックしたクラスで、多くの生徒がほぼ同じ文言で解答した。
気になって調べたところ、6クラスで計約250人いる1年生のうち半数超が、
同じように間違っていたことが分かった。
原因となったのは、生成AIが表示した誤答だったらしい。
それは、食品大手キューピーがホームページに載せていた記述を基に生成し、
生徒たちが書き写していたものだった。
教諭は、生成AIがどの情報に基づいて回答を生成したのかも調べた。
出典はキューピーのHPで、生徒の誤答の表現を見付けた。
教諭は、キユーピー宛て投稿し、同社は誤解を招きかねない表現があった
として修正された。
企業も、商品説明やキャッチコピーを生成AIを使って制作しているのだろう。
生徒から、教諭から聞いた或いは教えられことではない。
流行のネットで調べたか ・・・ 。隣の生徒の書いたのを写したとも考えられる。
生徒自らが生成AIになってしまったということだ。
G の検索枠に、「唾液アミラーゼの働き」と打ち込むと、ページ右側に、
生成AIが、模範解答を出してくれる。