政倫審面白展開

 

 自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載、環流による裏金つくり(事件)を巡り、

第二段の衆参院政治倫理審査会か開かれ、新たな出席があるかもしれないからだ。

 

      安倍派(清和政策研究会)の下村博文文部科学相

               

 野党が、安倍派事務総長も務めた下村氏を資金還流問題解明のキーマンとみて出席を

期待している。本人は、出る意思はあるとしつつ、「党と相談した上で」と一定の条件

にも言及している。  

 

   本人は出たいと意思表示をしているのに、セットされないということで

  あれば無言の圧力になる。― 立民の泉代表が、自民の対応をこう批判した。

 

 還流の内情に詳しいと見られる森喜朗元首相と距離がある  

ためだ。 松野前官房長官らも、元領袖の森氏と近い。

 

    一 下村氏が派閥中枢から外された経緯などがあり、忖度なしに

     話せるはず ― 出ないと政治生命が終わる と圧力をかける。

 

 

 自民幹部も森氏との関係上、「このまま座して死を待つとは思えない」と語るし、

下村氏の出席を認めれば「事態の収拾がつかなくなる」との懸念がある。

 安倍派内には、下村氏の他にも政倫審出席を求める議員がいて、それぞれの証言が

食い違えば追及が厳しさを増すのは必至だ。

 

     ここが、面白い展開になりそうだ、と感じるところだ。

 

 下村氏は今日8日、 党と相談した上で申し出書を出す と言った。

 「組織の一員なので一人で決められるものではない」とも ・・・。

 

 自民内には来週にも下村氏の政倫審を開く案が浮上した。

 与野党は週明けに政倫審開催について協議することになった。

 

     面白そうで、実現すると期待している。