白変の危険


 脳のMRI画像だ。白い部分がある。         イメージ 1       

 脳の表面に近い「灰白質かいはくしつ」という部分の
異常は、「白質病変」と呼ばれている。
 これは、脳の血液の循環が悪くなった状態らしい。
通常自覚症状はないが、脳卒中やそれに伴って起こる
脳血管性認知症の危険信号だと言われている。

   「脳の脱水症状が、認知症の遠因だ。」と聞こえる。
   「マラソンは、脳に一時的な脱水状態を作り、白質病変を
  起こす。」という情報に出くわした。

 いよいよマラソンの季節だし、かつての記録を再現しようとしている私には青天の霹靂だ。マラソンが健康に良いだろうとされる点よりは、「マラソンが体に与える悪影響」の方が大きく聞こえた。

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   ゴール後に倒れ込む川口優輝選手を引き合い
  に出し、心臓や肺を初め色々な臓器に普段より
  かなり大きな負担がかかると説明する。
   走っている間の体温の上昇と発汗からくる脱
  水症状と、それらから起こる血圧の上昇が脳に
  まで影響を及ぼすのだ。 
  

 普段は正常でも、走れば血圧は上がる。白(質病)変が
出現する最大の要因は高血圧らしいから、血圧を管理す
ることが大切なのは分かった。       イメージ 3
 
 今は、止められない。
 (これはランだけではない。よく考えて漕ぎ出した舟
を、そう簡単に転向することは出来ない。)

 「マラソンをするなら体と相談してから」という気休めが
ポイントとか ・・・。