あいにくの曇り空、ちょっと冷えた空気に、ヤツデが咲いている。
人には少し寒いが、ミツバチやハナアブが集まり始めた。白の清々しさか、その香りか、花が少なくなってきたからか。
“八手” としたのは縁起をかついだものらしい。葉は大きな掌状で、魔物を追い払う力があると信じられ、天狗の羽団扇とも呼ばれる。
赤飯などの供物を、この葉に盛り神に捧げる風習もあったとか。
八ツデの、末広がりに念じることにしよう。
今日を、特別に一日にしたいと ・・・。
すでに「八日」前の予定とは違ってしまったが、どうか
われ(ら)に幸いあれと、ヤツデに願う。