雨の後、一時的な冬型になって、北風が吹き荒れている。7、8m。
満開を過ぎた桜は、花ふぶき。
マスコミはこれに合わせて、元兵士のコメントを紹介している。
「原爆投下が戦争を終わらせ、結果として多くの日本人の命を
救った。」「我々は謝罪すべきではない。なぜなら、日本がはじめ
た戦争だから。」(太平洋戦争の沖縄戦に小隊長として参加Rさん)
「目撃した原爆投下がもたらした惨状に同情したが、原爆を投下
しなければ戦況を打開できなかった。訪問は外交の一環だと思う。」
(大戦中空軍に所属していたHさん) (朝日デジ)
この桜舞う平和な日本は、広島・長崎・沖縄の人々の犠牲と、幾万幾千の兵士の死によって築かれたものだ。
私たち戦争を知らない世代も、忘れてはならない事実だ。
花びらは、コンクリートの地面を白くしている。
それは、平和を願う人々が、列島を埋め尽くしているのようだ。
そういう国の言葉を獲得しようとする流れが理解できない。その国の
言語(母国語)は、その国の思想であり文化だから。(英語は道具。)
これですっかり葉桜に向かってしまう。