雨に紫陽花がきれいだ。
やはり、いろは紫から濃い青、紺あたりか。
あぢさゐの 八重咲くごとく 弥(や)つ代にを
いませ我が背子 見つつ偲はむ
日本原産のガクアジサイであろうと言われているが、貴族の庭
園などには厚咲きのものも植えられていたらしい。それなりに
古来賞美されてきたのだろう。(Wikipedia)
ピンクに、ずっと近づいてみる。
お花畑のような世界が広がる。
茜さす 昼はこちたし あぢさゐの
花のよひらに 逢ひ見てしがな
「こちたし」は言痛しとも書き、噂がうるさくて嫌だ。「あ
ぢさゐの花のよひら」は、要するに「よひ(宵)」を言いたい。
「昼は人目が多いから、宵に逢いたいものだ。」というだけ
の内容である。(平安後期の源俊頼の和歌)
しまだやのごまフランス
相手は、焼酎。
これをちぎりながら、昼間の雨中の美人たちを思い出している。