雨に紫陽花


 雨に紫陽花がきれいだ。

    イメージ 1 ガクアジサイ

 やはり、いろは紫から濃い青、紺あたりか。

    あぢさゐの 八重咲くごとく 弥(や)つ代にを
                  いませ我が背子 見つつ偲はむ 
   
    橘諸兄の歌(万葉集)では、花(実は萼であるが)の数が少ない
   日本原産のガクアジサイであろうと言われているが、貴族の庭
   園などには厚咲きのものも植えられていたらしい。それなりに
   古来賞美されてきたのだろう。(Wikipedia)


 ピンクに、ずっと近づいてみる。

    イメージ 2

 お花畑のような世界が広がる。
 
    
    茜さす 昼はこちたし あぢさゐの
               花のよひらに 逢ひ見てしがな

    「こちたし」は言痛しとも書き、噂がうるさくて嫌だ。「あ
    ぢさゐの花のよひら」は、要するに「よひ(宵)」を言いたい。   
    「昼は人目が多いから、宵に逢いたいものだ。」というだけ
    の内容である。(平安後期の源俊頼の和歌)


    イメージ 3 しまだやのごまフランス


 相手は、焼酎。
 これをちぎりながら、昼間の雨中の美人たちを思い出している。