正月の餅をつく日


 正月に歳神様にお供えするための餅をつくのは、晦日でいいのだけれど、おおよそのところ、その前につくことが多い。
 なるべく押し詰まってから忙しくなるのを避けて、28日にやる家が多いかもしれない。29日は、「く」(9=苦) として、嫌うからだ。

 私は弟と、30日にやることを常としてきた。父母や祖父母がいた頃も、そうだったから遅くはないと思ってきた。

 今年も海老(先輩)さんに、是非来てくれ、子どもたちが来て30kgつくから(そして、手伝えよ。)と言われていた。
 海老さんは、木製(樫)の臼と杵を使ってやるから、やはりつかせてもらっておくべきだと考えてた。(今朝は寒かったので、家周りの片付けをしているうちに、14時を過ぎてしまって、それは終わっていた。)
 臼と杵が、遅いぞ、言っていた。


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 確認しなかったが、海老さんの子どもたちよりも長い年月を頑張ってきたものだろう。


 申し訳なく、成果だけをいただいて帰った。
 酒を少し控えて、豆餅を食べた。


      イメージ 2 つまみの里芋付き


 まだ柔らかくて、手にいい感触だ。
 焼いていても、芳ばしい香りが漂うのと、喉がごくとなるのが同時
だった。

 除夜の鐘を聞かなくても、来年はいい年になりそうだ。