春一番のいたずら


 気象庁は今日昼前に、関東と北陸で「春一番」(立春から春分までの間に吹くやや強い南風)が吹いたと発表した。
 いずれも、昨年より3日遅かったという。

 北関東の山あいだって、朝から南風が強まって気温が上がった。  
 予報以上に上がっている。4月下旬並みとか。
 風も強い。木々の枝先の葉を揺する音が台風みたいだ。

      那須烏山市のデータが見られた。(宇都宮地方気象台発表)      
         最低気温(℃)-4.306:53
         最高気温(℃)18.513:11
         最大瞬間風速(m/s)
12.7(南)13:18


 ちょうど春一番を連れるように、帰宅した。
 
 その風によってか、縁側にゴミが動く。
 それを出そうと戸を開けた瞬間、疾風春一番 …。
 縁側に正座していたヒマラヤスギの松ぼっくりを粉々にした。


      イメージ 1 松ぼっくり片両手で持ちきれない


 大人の握り拳大の松ぼっくりが、乾燥して一枚一枚に分かれて芯から離れ、1.5倍くらいに膨らみ、崩れようとしていた。
 それが、風でばらばらになった。左上が土台。燭台のような形。

 左下が頭の部分で、バラの花の形をしているので、シダーローズという。
 厚紙で作ったかのように、きれいな線でバラを作っている。

 
    イメージ 2    イメージ 3
       シダーローズ           乾燥が進んだころ


 乾燥も進んで、はじけるのを今か今かと待っていた。
 思わぬ春一番のいたずらだった。