春近づく日に


 2月も後半に入り、南風になって気温が上がった。13℃まで。
 陽当たりのいい梅は満開に近づいている。


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 屋内にいるのにはもったいないくらいだが、学年末試験真っ只中の高
校生に付き合っている。
 1,2年生は、進路決定までには間があるが真剣なものだ。

 欠席者をチェックして、出席簿に記入する。
 詳しくは思い出せないが、記憶の片隅にある名前だ。

   確か現職最後の2013年度小学校にいた時に、週1時間だけ「書
  写」をもった児童(当時)だ。(それまでの10年間は小学校に勤務して
  いたので、他にも何人か覚えている名前があった。)

 記号が × なので、遅刻や早退ではなく、1日休みだ。
 ところが、前日までも休んでいる。
 頁をめくってみると、先週も休みの連続だった。二学期にもあった。

 何と一人ではなく、何人かいる。
 このA君と同じ小学校だったはずの、B君も連続で休んでいる。


 イメージ 2 試験問題が入れてある封筒には、一年間の定期試験等
 の記録がある。二学期の中間・期末も受けていない。
  追試を受けるのだろうか。及第点は取れるだろうか。
 出席日数は満たしているのだろうか。進級は、大丈夫な
 のだろうか。(ここへは出ていないので分からなかった。)


 不登校気味になるのには、様々な理由があって一人一人違うだろう。
 既に担任やカウンセラーなどに話は聞いて貰っているだろう。
 現に、2,3年生で、一学期で退学した生徒を見ているので心配だ。

 こういう生徒たちをつくってきたのは、私たちの世代だろうか。
 直接の関わりがそう多くはないにしても、その「端」は大きそうだ。
 春が近づいている日に、ちょっと気分が重くなった。