異邦人やっぱりいい歌だ


 朝日新聞土曜版「be」に連載中の「もういちど流行歌」が快調とか。
 毎週、一世を風靡した曲を取り上げ、歌手当人にその当時のエピソードを語ってもらう形式のインタビュー記事だ。

 なんと、「さくら」(弊jugemブログ)で、芥川賞の文学性変遷の比較
に1980年代のJーPopのヒット曲「異邦人」(久保田早紀歌作詞作曲)を採り上げたところだ。(2月12日)
 
   遡ること35年、1980年の一位は久保田早紀の「異邦人」だった。
   「子供たちが空に向かい両手を広げ ・・・」という歌い出しの曲は
   一人歩きしていることに戸惑うほどだ当初には想定していなかっ
   たエキゾチックなイメージを加味し、シルクロードのイメージを
   増幅させるため民族楽器も本曲に使用されて、インパクトのある
   中東風の雰囲気が漂っていた。」という。(140万枚)

         


 久保田早紀という歌手が芸能界にいたのは、わずか5年。
 今は、キリスト教音楽伝道者、本名久米小百合(58)として、教会で讃美歌などを歌っているらしい。

 そしてそのインタビューに、こう答えている。

 イメージ 1  歌番組で共演したのは、テレビでしか見たことがなかった
  有名人ばかり。緊張のせいで笑顔を見せられなかったが、そ
  れが「神秘的」と受け止められたようです。

 まだ21歳で、記者から「あなたの音楽観は」と問われても、うまく
答えられなかった。「取材のたびに薄っぺらな自分を痛感させられました。」

  ― 見る側の勘違いもあったのか。私の解釈は、それでよかった。