家のもみじ


 西日を受けて、もみじが燃えている。

 我が家の西側の生垣から切り取ってみた。


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 この辺りでも最後のもみじだろう。
 背中に冷たい風を受けている。


 もみじの足の方から西日に向かう。
 燃えているような赤が、視界のすべてを満たし尽くす。


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 もみじは、不思議だ。
     真っ赤に色付いて、日を受けて燃えているようなのに、
    魅せられる私に、少しの高揚感も与えない。