小正月から走る

 

 鏡餅を下げて、ほかの供物も下して、どんど焼きで燃やすのが昔の習わしだった。

 下げた鏡餅を雑煮にしては食べないのか。

 

 新暦になっても、今日15日。どんど焼きも一時復活したが、日曜か次の祝日成人の日にやることにして残っているところもある。

 

 年を越した野菜と端切れになった餅とともに雑煮にして、三が日後初めて供えた。

        

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 この雑煮が、午後に意外な効果をもたらす。

 

 未明に強かった雨が、朝一時止んで午前中ちらちらしていた。

 午後になって、9℃を超えた。

 

 おやつ時過ぎ、あの雑煮が私に走れという。  

 その通り走った。             

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 自ら設定していた10km、60分をやった切った。

 脚も、心臓も、さぞかし辛かったろう。

 

 まだ餅が残っている。このエネルギーで、今年も難を乗り越える。