東京五輪が、1年後までに実施と、延期とされた。
安倍首相とIOCバッハ会長と電話での会談の結果だ。
IOC、日本側ともに「予定通りの開催」を繰り返してきたが、各国IOC
委員会や競技団体、選手から延期を求める声が噴出し、日本に対して
「無責任だ」と非難もあがっていた。
先手をとった延期提案は、開催国日本に対する各国や選手の信頼を取り
戻すことになった。
胸をなで下ろしているのは、だれか。
出場を内定している選手か ・・・。
その日、その東京都の新型コロナウイルス感染者が171人(前日比+17死者+1)で、都道府県別で北海道を超えて最多になった。
前日小池都知事は、「感染源が特定できない感染者が増加していること」、「全然おさまっていないこと」から「首都封鎖」の可能性に言及していた。
五輪延期に少し安心して(選手には不謹慎かもしれないが)、都民のみならず全国民が危機感を持って、感染の拡大を阻止する行動が出来るだろう。
もう一つ、五輪が延期されるのは124年の歴史で初めて
だというから、「平和の祭典」の起源や、「聖火リレーの意義」などにも
思いをはせる機会にしよう。