東京五輪が、17日間の日程を終えて閉幕した。
次回開催都市パリのイダルゴ市長へ、小池都知事から五輪旗を引き継ぎ、ギリシャか
ら到着以来、日本で1年以上燃え続けていた聖火が消えた。
金メダル獲得数が多かったと、伝える側の人が喜んでいるようだ。
新型コロナウイルス禍が収束しない中、まずは約2週間後に始まるパラリンピック、
来年冬の北京五輪の行方が焦点となる。
この期間中の国内の感染者が急増した。
7月1日に1741人だった全国の1日の感染者は、開幕前日の22日に5000人を突破、
29日には1万人を超えた。
開会式から8月6日までに計14万4012人が確認され、累計で100万人にも達した。
24日からはパラリンピックが始まる。五輪はほとんどの競技が無観客となったもの
の、パラリンピックはまだ観客の扱いが決まっていない。
さらにパラリンピックが終わると、次は北京冬季五輪が来年2月に控える。
IOCはかねてから、成功のためには観客が必要との見解を示してきた。
一方、北京五輪を巡っては、西側諸国から中止や延期を求めたり、ボイコットを呼び
かけたりする声が出ている。少数民族を弾圧しているというのを問題にしている。
無観客に同意を得るのは大変だったろう。