私も、嫌われついでに ・・・。愚痴ってみる。
出てない杭も引っ張り出されて打たれるらしい。
出る杭は打たれるなんてものじゃない。
森喜朗オリ・パラ組織委員長の辞任、後継指名御破算が国民の注目の的に
なってしまった。
森氏の女性蔑視発言は、IT社会を反映して瞬時に世界中を駆け巡り、
猛烈な反発を買って翌日に謝罪会見となった。
これが炎に油を注ぎ、大失敗。
さらに、川淵三郎氏を後継指名したら、益々反感を買って取り下げ、川淵
氏まで、思わぬ冷水をかぶってしまった。
その場の人々にどっとウケたという杭は、全世界にさらけ出され、大きく打たれた。
森氏の発言は「失言」ではなく、言い間違いや事実誤認ではなく、リップサービスで
本音が出たものだからこそ、打たれるべき杭になってしまった ・・・。
その杭が白いのか黒いのか、街頭の人たちから聞いたのが面白い。
後任人事を含めて一連の騒動に「グダグダしすぎてあきれる。」と東京の会社
員、「後任にふさわしい人は誰もいないんじゃないか。東京五輪はいっそ中止し
た方がいい。」と 埼玉の派遣社員・・・。
憤りを隠さないという体を言いたいんだろうが、無責任で好き勝手に喋る街角の反応を取り上げるマスコミの態度には疑問符だ。
大きく出た杭は打たれないらしい。
出過ぎで、打てないというのだ。
今となっては遅いで、自首などしないで、
疑惑を振り切ってしまえばいいということだ。
コロナ禍にもかかわらず、企業利益を増やしているところがあるが、それくらいの
アグレッシブな経営方針で行っているらしい。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。
いつも打たれっぱなしの、沈んでばかりの杭はどうするんだい。