遅い霜の頃

 

 今朝は鶯の声を聞いたら、 出来るだけと、早く起きてみた。

 どうだろうと思うこともあった。

 

 家を出ると、南の空に少し黄色を残した月が面白い。

 満月をずっと過ぎているのは、菜の花の向こうに傾く頃には白くなっているだろう。

 

        

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 気がかりの気温。7℃。

 東は茜色。

 陽はまだ昇ってきたいない。

 針葉樹の林があるから、まだまだかかる。

 

        

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 空気がひんやりしているのに気が付く。

 さっきより下がっているかもしれない。

まが

 

 すっかり陽を浴びるころ、隣の老婆に出合った。

 先日畑で作業をしているのを見かけていたから、遅霜が来なくてよかったというよう

な話をしたが、それと気が付くまでに相当の間があった。

 

 やはり、ジャガイモを蒔いていた。

 私は、彼女の北あかりが好きだ。