衆参再補３選挙

　衆院･参院の再･補欠３選挙で、与党が全敗した。

　秋までに必ず衆院選があるから、与野党は奮闘し、選挙民も注目していた。

　　　　　　　　　

　第一に確保しなければならなかったのが参院広島選挙区。

　選挙買収事件で有罪が確定した河井案里氏の当選無効を受けた再選挙。

　自民の｢牙城｣で勝算が高いと踏んでいただけに負けは大打撃を食らった。

　衆院北海道２区補欠選挙は、不戦敗を余儀なくされていた。

　参院長野選挙区補選は、野党現職の死去に伴う｢弔い合戦｣で当初から劣勢。

　政治とカネ問題への逆風、新型コロナウイルス第４波を防げなかったとの批判に抗しきれなかったと評されている。

　首相の求心力が、さらに低下するのは避けられないとも見られている。

　ここで勝利し、東京オリ･パラを成功に導き、衆院解散･総選挙･総裁選とするシナリ

オは崩れ始めた。