そのために午前中からやってきた耕作放棄地での作業を早めにやめた。
日没までにまだ時間があったが、雲が出て、何だか薄暗いと感じるほどだ。
身体を動かし続けて汗をかき、延びていた雑草などを退治したわりには、何だか気分
がすっきりしていない。
いやこれは、どうも暮れ時の感情ではなく、まる子やかつおを見た後に、あの雲を思
い出して起こったものらしい。
西から来る雨雲のようだ。
外での作業中は、期待や悔恨を反芻していたが、止めて元の暮らしに戻ると、余計な
情報があっちこっちからやって来て、頭に心に小さな混乱を起こしているのだ。
どうも気分がすっきりしない。
はったりで生きるようには生まれついていない。
この酒の後、早めに寝て、長めの睡眠時間を取れば、1歩ぐらい前に進めるか。