地方を侮るなかれ


 私のところの地方紙(栃木県・下野新聞 SOON)が、論説(他紙なら社説
か)で、「けじめ要らない国なのか」と題して、第4次安倍内閣改造と自
民党人事について述べている。

     
        イメージ 1


    まず、「新しい国造り」の第一に憲法改正としたことで、
   祖父岸信介元首相以来の悲願を達成すべく、親友の下村博文
   元文科相を党憲法改正推進本部長に配したことに、首を傾げ
   ざるを得ない布陣だと言っている。

   ㋑ 森友問題決裁文書改ざんに関係した財務省トップの盟友麻生
    副総理兼財務相を留任とした。
   ㋺ 家族ぐるみで親しい関係にある加藤勝信厚労相を不適切
    データ問題等決着しないまま総務会長に昇格させた。
   ㋩ 西日本で記録的な大雨予想の7月5日夜の自民党飲み会の写
    真をツイッターに投稿して批判を浴びた西村康稔官房副長官
    任、片山さつき議員を地方創生相に起用した。
   ㋥ 建設会社からの金銭授受で16年に経済再生担当相を辞任した
    甘利明衆院議員を選対委員長に。
   ㋭ 17年防衛相辞任の稲田朋美衆院議員を筆頭副幹事長、14年法
    相歴任の松島みどり衆院議員を広報本部長に復帰させた。
    
    
        イメージ 2


 地方は、指をくわえて見ているだけか。

 これらの議員の地元の人たちは、どう考えているのだろうか。自分の
ところに利益がもたらされればよしと考えるのは、国の政治に望む(臨
む地方の)姿勢にあらず。