辞任こそ忖度


 塚田一郎国交副大臣が辞任した。
 この辞任劇こそ「忖度」そのものだ。


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    本州と九州を結ぶ道路事業の調査で、安倍首相と麻生副総理の 
   意向を「忖度」したと発言し、撤回した塚田一郎国交副大臣は、  
   3日国会答弁で「我を忘れて事実と異なる発言をした。行政の信
   頼性をゆがめた。」と陳謝した。

    首相は前日まで続投させる考えを示していたが、統一地方選
   夏の参院選への悪影響を懸念する自民党内で辞任論が強まり、か
   ばいきれないと判断、事実上更迭した。

 塚田氏は今日、「国会で説明責任を果たすべく努力してきたが、行政の信頼を損ね、国政の停滞を招く事態になっているので、私が責任を取るべきだと判断した。」と述べた。

    我を忘れて事実と異なる発言をした。
    行政の信頼性をゆがめた。     Yahoo!News

 これは、記者の表現だ。

 自民党幹部(岸田氏等)の声は、「緊張感を欠く、軽率な発言だった。」と、内容を否定して訳ではない。
 否定しなくても国民は分からないと高をくくっている。

 日本の政治は、その程度の市民しか育てていない。