黒い画集-証言-

 

 松本清張の短編推理小説シリーズ「黒い画集」の「証言」を観た。

 

 1962年須賀不二夫から6度目のドラマ化で、現代的世相を取り入れ、主人公の不倫相

手を女性から男性に変更したという。BSプレミアム

 

 「危険な斜面」の田中美佐子、「黒革の手帳」の米倉涼子、「波の塔」の麻生祐未

どをみてきたから、かなり違和感を感じた。

 

         f:id:komut:20200509224614p:plain

 

    小説「証言」の舞台を現代に置き換え、新たな解釈でドラマとしてリメイク

   した。一見幸せな家庭生活を営むものの、実は3年前から同性と不倫している

   男・貞一郎が、その関係を隠すためにある事件について偽証してしまう。そこ

   から巻き起こる男の悲喜劇と、不倫の代償が描かれる。

    原作で貞一郎の不倫相手は女性だが、ドラマ化に当たりその性別を変更。バ

   イセクシャルや偽装不倫、そして妻の逆襲といった要素が盛り込まれていた。

 

 5日に、二部構成、5時間の「点と線」を観ていただけに、ちょっと物足りなさを

感じた。

 松本清張を楽しめた89分ではあった。