忍と蝉時雨

 

 お盆への外の準備は、生け垣の剪定が残りもう少しになった。

 日は西に傾いたが、まだ30℃を超えている。

 

 石灯籠の向こうの蝉時雨は、油蝉から茅蜩に代わろうとしている。

           

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    疲れた身体と無になっている頭が、先日自らに課し、運営者に謝罪した罰は、

   少し遅い結論だった、と今やっと思うことが出来た。

 

 たかがコルフ、されどゴルフで、先日発表された平均年齢まで生きてプレーしたいな

どと思っているから、ここで図々しく振る舞うことは障害をつくることになる。

 

 

 私は、ルール無視の酷いプレーをしていたらしい。

          

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      言い訳だ。勘違いしていた。

      今年は、梅雨明けまで雨が多く、ボールに泥が付いたり、芝に水が浮いい

     て来たりしていた。拾い上げ、拭く、動かす、とやり放題 ・・・。

 

      3ホール目でロストボールもあり、いつもよりも多くの打数を数えていた

     ので、いい加減な気持ちにもなっていた ・・・。

 

 

 それを、同伴者のBさんが同伴者のAさんに指摘するようスマホで伝えていたという。 ― 後日、それをAさんが練習場で、仲間に見せたらしい。 ― それで、私も初めて

知ったという状況だ。遅い。全く情けない。

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   私は、運営者に、「迷惑を掛けた。」と、今年一杯はコンペや大会に参加しない

  ことを約して、謝罪した。

   その日から6日過ぎ、直近の倶楽部内コンペから3日もかかっていた。

 

 シニアの年代に入って、こういうのでは駄目だ。無情だ。

   これまでに、ささやかながら出てきた信用は崩れた。今でよかった。

   身から出た錆だ。錆を指摘することでなく、出すこと出す立場でよかった。
  

 油蝉の高い鳴き声が止まない。さらに一日経っていた。忍 ・・・ と聞こえる。