色づいて落ちた葉を踏んで、熟しかけた柿をくぐっていくと、黄色の広がりに圧倒さ
れる。
耕作放棄地に残しておいたセイタカアワダチソウだ。
もともと陸稲でも野菜でも作っていた畑だが、今ではこれに覆い尽くされている。
年2回しか刈らないから、5月の連休から伸び放題になっている。
言わずと知れた、こいつの威力にはお手上げ状態だ。
ここは1アールぐらいだろうか。
私は受け継いだ田や畑を耕作放棄地にしている。
家から見えるところだけ年に2、3回草刈りだけをしていてる。
ここが、今年最後に残ったところだった。
午前中にはすっかりきれいにして、家に近くところは、これで終わり 。明日の雨に
は、ゆっくり眺めてやろうと思っていた。
この黄色い帰化植物の威力には参った。
刈り払い機が、止まった。もう、復活しない故障だ。
やられた。自らのやる気を取り戻すのに時間がかかりそうだ。