少しの黄色に慌てる

 

 いよいよ後がないので、耕作放棄地の草刈を再開した。

 7月末盆の準備としてやって以降、雑草が延びているのを横目で見ながら、意識的に

実施に気持ちが傾かないようにしてきた。

 

 しかし、もう10月に入っては、いよいよやらなければと方針転換を迫られた。

   気に掛かることがあって、暮らし方が変わるのを避けていた。

   周囲に迷惑をかけることは、ほとんどないだろう。

   機械も燃料も、自らのエネルギーを使わなければ省エネだ。

 

   セイタカアワダチソウが、少し黄色くなってきたからだ。

 

          

         

 

 これが満開になって種を作って、耕作している土地に飛び、根を生やしていく。

 これでは、周囲の人たち・田や畑に、迷惑・害を与えてしまう。

 

 

 耕作放棄地の草刈は、楽な方だ。刈りっぱなしでいいから。

 刃先に絡まるヤブガラシには、新兵器「からまんなカッター」が効果的で、笑ってし

まった。

 タデのピンクが気休めになった。

 

         

         

 

 1日2時間程度、5日間ほどかけてやることにしよう。

 のんびりとやっても、それくらいで終わるだろう。

 

 

 ああ、私の思う省エネ、ね ・・・。

 稲刈りが済んだ田んぼの畦が、きれいに舐めるように草刈がしてある。

 肩掛けの刈払機ではなく、少し大きめ手押し型の畦刈機で、丁寧にやってある。

 

          

          

 

 すでに来年への準備なのだろうか。

 これ、コロナの持続化給付金で購入したらしい。

 燃料はまだ下がってこないものを使っているはずだ。

 

 10cmくらいの草なら冬の間に枯れてしまう。

 

 機械も身体も休めれば、長持ちするし、楽でもあろう。

 働き者の耕作者には、そんなのは怠けなのだろう。

 まだやれる力がありながら、耕作を放棄している者の戯言だ。