接待旧態依然

 

 総務省の接待問題で、放送事業会社「東北新社」と通信大手NTTの両社長が連日、国会に招致され、質疑が交わされた。

 

         

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 ともに接待の目的や会話の詳細な中身などは明らかにせず、行政がゆがめられていたとの疑惑が晴れることはなかった。

   野田氏 17年と18年に NTTドコモ元社長らから

   高市氏 19年と20年に 澤田純NTT社長らから

 

 まだ、こんなのがあったのだと呆れる。

 国民から吸い上げた金が、こういう形で使われているのだ。

 

 高市氏は自身のHPで、「在任中は割り勘や全額当方負担を徹底し続けた。会費を超えるような食事や飲み物が出されていたとしたら(NTT側の)約束違反だ」と指摘し、料金と会費の差額があれば至急支払うと説明した。

  

 正常な考え方だとは、到底思えない。

 そういう体質が、依然残っているということだ。

 

 

 さらに、NTT側との会食の有無さえ答えない菅首相や武田総務相と口裏を合わせたかのような答弁も目立った。こんな「茶番」をいつまで続けるつもりなのか。

 

 政治の私物化、安倍前政権の延長だ。

 身内や仲間、支持者を特別扱いする姿勢に、公平であるべき官僚や、業界まで感化されていないか。そんな体質まで掘り下げた解明が求められる。