霜と母

               

 朝の寒さは、一息ついたというところだろうか。

 そうは言っても、5℃しかない。

 

 ここらは昨日に初霜、その前日が降霜だったから、いよいよと思ったが、寒さに慣れ

るまでに少し余裕を置いてくれたのかもしれない。

 

 それで、

       朝さむみ桑の木の葉に霜のふりて

              母にちかづく汽車走るなり   茂吉 

 

   母の看取りに故郷山形へ向かうときの歌 ・・・だったかを、思い出す。

 

         

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 霜で思い出したのか、母で思い巡らしたのか ・・・。

 

 今日おそくには雨が降り出すらしい。

 霜が降りるのと交互にやって来て、秋も深まり、寒さに向かっていくのだろう。