細谷恭平選手が、2時間8分16秒で、日本選手トップの2位に入った。
今年が最後の大会となった福岡国際マラソン。
倒れ込むようにゴールする姿が印象的だった。
パリ五輪の選考レースとなる、再来年秋のMGCの出場権獲得第1号となった。
優勝したケニアのマイケル・ギザエ選手(日本の実業団所属)を追いかけたが、なかなか
差を縮めることができなかった。
それでも、日本選手の3位以内かつ2時間10分以内をクリア、立派だ。
今年の福岡国際マラソンは、1947年(昭22)にスタートして75回。
びわ湖毎日に続き、伝統ある大会が消滅した。
背景には、
市民ランナーも参加できる大規模都市型大会の隆盛があるという。
07年に東京マラソン。高額賞金が設定され、起伏が少ない高速コースもあって、
記録狙いの有力選手はそちらに流れた。
3万人規模の参加料に加え、広告効果の高いスポンサーが集まるメジャー大会へ
と成長した・・・。
自分の記録へ挑戦する市民ランナー。
それでは、次では勝てないエリートランナー。
ボランティアでは、運営しきれない。