五輪精神

 

 それらを女性蔑視発言とし、森会長の辞任を求める発言や行動が広がっている。

 

 東京オリ・パラ大会組織委員会も、それを受けて公式サイトに「東京2020大会と男女

共同参画(ジェンダーの平等)について」と題する声明を掲載した。

 

    誰も、森会長も、女性を蔑んでる訳ではない。

    その発言を報道する人や媒体が、「蔑視」と呼んでしまっただけだろう。

 

 そしてそのどちらでも、オリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切なもの

と決めつけている。

   ― ここで、五輪精神を持ち出すのか。

     世界中の人々が、多くの時間と金を費やして金メダルを狙っている ・・・。

 

 

 先週の日曜日31日に行われた大阪国際女子マラソンは酷かった。

    長居公園内の周回コース(1周約2.8km)を約15周する

    設定タイム通りに走る男子選手をペースメーカーに使う

             

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 東京五輪ラソン女子日本代表内定の一山麻緒が、18年ぶりに大会記録更新で優勝。

   日本記録(2時間19分12秒)更新を狙わせようという魂胆だったのか、

  ペースメーカーは風よけになり、終盤声援まで出したが、それはならなかった。

  高低差約4mのフラットなコースだった。

 

 どこにも、五輪精神など見当たらず、ここではマラソン競技において マラトンの戦いに由

来するマラソンの故事来歴に反する競い方だ。陸連副会長等を歴任した帖佐寛章氏の反論参考。

 オリンピックを直前にして、記録更新で盛り上げようとしたのは分かる。

 

  

 東京五輪が延期になって、経費が○○%増とか、経済効果が望めないとか、すべて

かねに関わってしまう。精神など、最初からどこかへ追いやられている。

  開催5ヶ月前になって組織委員長を替えたって何が変わるか。

 コロナによって様々に困難が出て来たが、嘘をついて招致したのが間違いだった。