1週間前、冷たい雨に震えていた桃だって、満開になった。
摘花はしないから、ここまま楽しむ。
3日目の夏日には、咲かずにはいられなかっただろう。
樹が桜よりも低く家に近いので、緩やかな南風ですぐそこまで花びらが来る。
今宵は、酒に桃の花びらを浮かせてみる。
花の色や咲き方を楽しんでいるが、中国では禍を避け縁起のいい木とされて
いたから、雛祭りの時に飾るのだろう。(桃の実が尻を連想させることも)
離れの左右に紅白の桃が満開になって、母の命日が近づいた。