死球を逃げる

 

 死球を頭部に受けて崩れる打者。

          

          

      当てられた方は、とても痛い。

      試合経過によっては、投げた方にも相当の痛手だ。

 

    これ。敗戦処理に出てきた投手が、相手主力打者の頭に、当ててしまった。

 

 当てた投手は、ノーコンだった。

 ボール先行で、しかも、あっちこっちに散っていた。

 

 それでも、次戦のためにか、この打者にだけは打たれまいという気迫も感じられた。

 18.44m 先の投手の表情は、そんなものだったに違いない。

    

 

 それにしても、軽い脳震盪ですんだらしくてよかった。

 予測していたが、投球が避けきれないほど身体の方にきたのかもしれない。

 

      危機を察知する能力が高い人は、

   動物的な勘を発揮して、タイミングを損ねず危機から身を守っている。