目の前の右折車

 

 今日事故に遭いそうになった。

 車に乗っていれば、時々ぶつからないでよかったということにも出くわす。

 

 いや、本当に、事故にならなくてよかった。

 帰宅した今も、ドキドキしている。

 

         

         

 

 私が、青信号の直進。

 

 対向車も、もちろん青信号だが、右折出来るのを待っている。

 軽自動車で、運転者は高齢者ふう。助手席に子どもが同乗。

 

 私は、なんとか停車した。

 手前から信号の青を確認し、前に車がいなかったから、スムーズに信号を通過するだ

ろうと思っていた。

 

   この私の認識に、一呼吸遅れて対向車が右折を始めたように見えた。

   私は、急ブレーキだった。

   止まった。止まれた。 ― 対向車は、ゆっくりと右折して行った。

 

 私はそこから、で、いつもの倍の時間をかけて帰ってきた。

 そして、まだ興奮が覚め切らないでいる。

  

     1週間程前、広島での、同様の状況による事故のニュースを見ていた。

     対向右折が軽自動車で、運転は高齢者で軽傷。助手席の孫が死亡。

     直進の車は、いわゆるスポーツカーだった。

 

 あまり好ましくない情報でも、蓄えていた方がいいだろうか。