虎が逆転勝ちを収め、2カード連続の勝ち越しを決めた。
V打は、4番の佐藤輝。
1点ビハインドの初回無死満塁の好機。
柳が投じた2B1Sからの低めカーブ。
すくい上げ、右翼線へ逆転の2点打。
強振ではないのがよかった。
4万2601人が詰めかけた超満員の聖地に、地鳴りのような歓声が何度も響いた。
観戦ルールがあろうが、興奮を抑えようとする空気は微塵もないと表現された。
今季はここまで満塁で7打数無安打3三振と苦しんでいた中、自身16打席
ぶりの安打で呪縛を解いた。
2打席目右前打、3打席目右翼線二塁打で、7月初の猛打賞&複数打点を
マーク。低調だった主砲が久しぶりに示した存在感。
先発ガンケルも、8回3安打1失点の好投を見せて4勝目。
初回に自らの牽制悪送球などで先取点を与えたが立ち直り、制球力で竜打線を翻弄。
これで巨人を5位に振り落とした。13.5差をひっくり返したのだ。
球宴までの前半の残りが大事。
2位、3位との2カード。18日からは難敵広島と、22日からDeNAとの3連戦。
打線次第だ。負け、負けスタートだったが、連勝の風が来ている。