コロナ明けの岸田首相が、対面での公務を再開し、首相官邸で記者会見を行った。
国民の最大の関心は、安倍元首相の国葬開催についてだっただろう。
官房長官の発表から様々な意見や憶測が出て、世論の賛否が割れているのが見えた。
残念ながら、首相が国葬を即断した理由は説明されなかった。
自らの決断について、その意義や目的などを、説明しただけだった。
丁寧さは随所に見られたものの、慎重な答弁ぶりは相変わらずで、従来の域を出ず。
首相は、閉会中審査への自らの出席すると逃げた。
国葬の決断について、国会での丁寧な説明に全力を尽くし、質疑に答えるとし、
テレビ中継付きでの審査を要望してみせた。
国葬の是非について報道各社が行った世論調査の結果を見ているのか。
日本経済新聞(7月29~31日) 賛成43% 反対47%
読売新聞(8月5~7日) 評価する49% 評価しない46%
共同通信(8月10~11日) 納得できる42.5%、納得できない56%
産経新聞(8月20~21日) 賛成40.8%、 反対51.1%
毎日新聞(8月20~21日) 賛成30% 反対53%
なんだ、読売!
二分されているというよりは、時間を重ねるごとに反対の方が増えているような印象
内閣支持率の急落などの政権への逆風をかわすため急遽設定した会見だったろう。
逆風4点セット(国葬 旧統一教会 新型コロナ 物価高騰)への対応でも、新しいものなし。
①政府、自民党は旧統一教会とのしがらみを捨てて断固関係を断つ。
②ウィズコロナ実現に向けた水際対策緩和
③オミクロン型対応ワクチン接種の開始を9月に前倒し。
も、示しただろうと言われないように、メモしておいた方がいい。