政教分離

 

 「事件としての捜査が進展中なのでコメントは控えたいと思います。今後状況をしっ

かり見極めたいと思っております。」

  昨19日、こう答えたのは、公明党の山口代表。

 

 安倍元首相が銃撃によって死亡した事件をめぐり、記者団から「政治と宗教」の関わ

りについて問われた。しかし、このように明確な立場を示さなかったため、物議を醸し

ている。

         

         

 

 殺人容疑で送検された山上徹也容疑者が、母親が傾倒し多額の献金をしていた世界平

和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりで、元首相に対しても強い反感を抱いたとい

うことについて、政教分離に対するコメントを求められたものだ。

 

   創価学会の公式サイトでは、先日行われた参院選への支持依頼が公明党からあっ

  たことを明かしている。協議の上、コロナ禍での公明党の政策や姿勢を評価し、支

  持する旨を山口氏に通知したと記している。

 

 

 今や誰も、公明党の支持母体が創価学会であるということを疑わないだろう。

 労働組合が野党を応援しているのとは訳が違う。

 

 憲法第19条の「思想および良心の自由」、第21条の「集会・結社・表現の自由」とは違う。

 憲法20条に示された「政教分離」に反すると考える。(裁判の判例は各種ある。)

 

 

 自民党と連立を組んでいるだけに、大手を振った言動が目立つ。

 私も、7月の参院選、5月の町議選で、選挙運動で押しかけられた。