村上の56号

 

 12時、弱い南からの風、気温は27℃を越えた。

 芝の上にいた私には、暑く感じられ日陰の方が心地よかった。

 

 日照時間が久し振りに10時間以上になっていた。

 多分、最小湿度は40%を切っていただろう。

 

 それでも、待たれているホームランが打てない村上宗隆選手。

 

         

         

 

 今日の広島戦でも5打数1安打3三振。待望の56号は、またしてもお預け。

 これで13日の巨人戦で55号を放って以来、12試合、53打席ノーアーチ。

 4試合、18打席ぶりのヒットで打率は .317、辛うじて3冠はキープ。

 

 スランプなのか。村上に何が起きているのか。残り3試合。

 

 1本の壁というのがあるらしい。

 間違いなくプレッシャーから来る力みと焦りなのか。

 

   バッティングの8割を占めるのがメンタルだと言う人もいる。

   ホームランを打ちたいという気持ちと、余裕の無さが、村上ほどの打者でも

   バッティング技術のメカニズムを狂わせている。村上も人間だったということ。

 

   ホームランを打とうと考えると、バッティングが簡単に崩れる、とも。

   強く引っ張ってホームランを打とうと意識すると、村上でも崩れる ・・・。

   

   凡退にしても逆方向への打球は、6本(右へ42本)しかないと数えられている。

   外のボールを逆方向に強くコンタクトしてホームランにしてしまうという村上の

  良さが消えてしまっている、と見ている解説者がいる。

 

                                                佐藤輝明選手にも、聞いて欲しい。

 

 これは、野球だけではなく、いろいろなスポーツに通じそうだ。

 ここぞという時に、ある筈の実力を出す要諦のようだ。

 今夜の広島戦で56号を決めてくれ。