初霜ジョウビタキ

 

 予報通りに、初霜が来た。

 寒かった。いつもの寒暖計は、2℃。

         

          5:55

 

   朝日が差して、昨日倒したセイタカアワダチソウやススキは真っ白だ。

 

 私の家では室温が8℃より下がっていて、暖房を初めて入れた。

 起床したとき、東側のガラス窓が曇っていた。

 

   初霜は平年より11日早く、昨年より3日遅い。

 

 赤い蓼が震えている。

 

          5:45



 今年は気温が高かったせいか、私には難問だった耕作放棄地の背を高くした雑草の片

付けがほとんど済んで、少し余裕が出ているんだなあ ・・・。

 

 

 腹がグーとなったが、こんな朝に、私は待った。

 先週の土曜日(22)に、今年初めて顔を見せていたジョウビタキを、手で捕まえるく

らいに近くで見ようと ・・・。

 蓼どころではない。私が震えている。

 

         

          ♂ 実は鳴き声が少し違う

 

 彼は、きっと私が5日前からシャッターチャンスを狙っているのを知っていて、寒い

朝に頑張ったのだからと、私を後ろに回らせてくれたのだろう。

 

 私は満足。

 あと5か月は、私の家の周りに居てくれるだろう。

 給餌台には、熟した柿を置いてやるから、蜜柑や林檎の端もやるよ ・・・。

 

    それでも、かれは私にはなつかないに違いない。

    それでいい。

 

 これから寒くなる季節をともに暮らそうじゃないか。