残る会話メール

 

 スマホの使い方で、ついメールが長くなりがちだという人が少なくないらしい。

 ただ、仕事で使っている時のことのようだ。

 

 話すことより、メールの方が多いのだろうか。

 よく言葉を勝手に短縮して、流行らせてしまったのを聞いていたのだが。

 

 私ならSMS の方が気楽で、出来ることなら、こっちで遣り取りしたいくらいだ。  

 直ぐには対応を求めず、いつでも読んでおいて貰えばいい。そして、返答してくれれ

ば済むと思ってきたからだ。

                  

          

 

 

 直接話すには、時間も中身も検討しておかなければならないような気がしてしまう。              

 いつでも繋がるので、急用でもなければまず相手の空いている時間に合うだろうかな

どと思ってしまう。

 スマホでの応答の、妙な間もあまり好きではない。相手にしゃべりまくられて、こっ

ちの用件が後回しになってしまうことが少なくない。

 

                    



 企業における社員のメールが、例として挙げられていた。

 

   弊社で確認させていただきました後に、ご連絡をさせていただきます。

   一階で受付をお済ませになりましたら、30階までお上がりください。

   新商品をご希望でいらっしゃるとのことでございますので、○○をお送りいたし

   ます

 

 読みにくさを感じるのは、敬語が多すぎることだと解説している。

 

 あ、メールなら会社の担当に、SMS なら会社の知人宛になるだろうから、私見に間違

いがあるかもしれない。後者なら、チャット的な言葉遣いもあるだろうが。

 

 

 敬語は語尾だけで使うとして、添削後の表現が例示してあった。

 

   弊社で確認した後、ご連絡をさせていただきます。

   一階で受付を済ませ、30階までお上がりください。

   新商品をご希望とのことですので、今春のカタログをお送りいたします。

 

 すっきりした言い回しになっているが、なお敬語の使い方には不快感を覚える。

 スマホによる ( PC )メールは、書き言葉だろうか、話し言葉だろうか。

  ―― これらの一行ずつ文は、いわゆる公式のものとは思えない。

 

 あらゆる条件を抜きにして、敬語は「です・ます」(丁寧語)で十分だと思っている。