自分だけの幸不幸

 

 午後になって、積もった雪は随分減ってきた。

 陽の当たる縁側から、それを眺めている。

        

          

 

 この充足感は、どこから来ているのか。

 ちょっと前までの "もやもや" は、何処かへ行ってしまった。

 

   雪が降り積もって、家内に閉じこもってしまったからだろう。

   それは、それでいい。

   何も不都合は起こっていないし、不愉快にも襲われてもいない。

 

 

 ただ誰でも、こんな時、今より幸福を ・・・ と思うのではないだろうか。

 どこかに、誰かより何かよりbetter、これまでよりならmost ・・・ があるか。

 

   よい習慣を身につけることで幸福度は大きく変化するというのか。

   このパラドックスを解決することが、ただ一つの使命か。

 

 家内に持ち込んだ 蝋梅 の芳香が、そう思わせているのか。