旧の正月その朝

 

 今朝は早起きしようと、日の出の時刻を調べておいた。

 およそ6時31分。地平線から昇ってくるのは見えない。

 

 寒い。予報通りー3℃。日中の暖かさが少し残っていた。ー いつもの物置き庇の下。

 あの元日から1か月、今日が旧の正月だと確かめておいた。

 雑木林越しに眺めるから、その顔はまだまだ見えない。

          

          

 

 薄雲があるようだが、真顔が拝める頃には、きっぱりと晴れてくれるだろう。

 それにしても、いや、やっぱり寒くて家に入る。

 朝食の前に、お茶を飲む。

 

     卵かけご飯を食べ、金糸雀にご機嫌伺いをした。

 

 そして、予想と期待通り開いていた。福寿草

 

       

              

               

                右下の方が福寿草の蕾

                左上の白いのは 残っている雪

 

 昨日は見なかったが、開いていなかったに違いない。

 今日の、旧の正月に合わせて、そうしてくれたのだろう。

 

 そして、あらためて始まる年に、幸福が満ちているよう予感させてくれている。

 この偶然には、そう思わざるを得ない。