春間近の難所

 

 今日は褒美を貰った。

 誰に、という訳でもない。

 酷い天気を絶えたので、よくやったと自分のやった。

 

          

           茹でやりいか 

 

 これで、焼酎を吞んだだけだ。

 いつもと何の変わりもない。

 

 強い風の中をホールアウトした。

 予報は昨日からあったが、寝起きに雨が上がったのに気分をよくして、今日はこれ

ならいいと、無理に予約の繰り上げを押し切ってコースに出た。

 

 罰が当たったとは、このことだ。私だけではないと、言い訳をした。

          

           旗が真横 ピンが南に倒れ揺れている


           気温9℃ 晴れてはいる

           西北西の風 10 m/s   11:00 (後で確認)

 

 私は幾らか低い球を打つことに成功したが、仲間のA○○さんの球はコースの右から

左端まで流された。

 いや私の球だって、グリーン上で打たないのに動いたり届かなかったり、いつもの

ようには急場を凌ぐことが出来ずにいた。窮場という言葉はないのか。

 

 

 こんな強い風の経験も何らかの貯金になるだろうと考えて続けていたが、終わって

みれば少しもなかった。

 こんな天候の中、私たちの後でも多くのプレーヤーがいて、みな元気なシニアだと

笑わせて貰ったことぐらいだ。料金が安いこともあるだろう。

          

          

          

         私を応援し、励みの拠りどころにしてきた八溝にも、

        雪が戻ってきて、苦笑いしているように感じた。

 

 2週間この芝の上でボールを打っていなかったので、とりあえず18ホールを遣り通し

たのはよかった。

 

 春には、まだちょっと時間が必要らしい。ここは、春に通じる難所だ。

 我慢の時が求められているようだ。 ― 仲間とそんな話をした。

                    

                    

                  

                  那須にも少し雪が戻って来てしまった。