早い鶯初音

 

 鶯が啼きだした。

 待ちかねた 初音だ。

 

    2月末から最高気温が15℃を超え、20℃直前まで上がっていたから

   今日か今日かと心待ちにしていた。

 

 ケキョ ケキョ  ・・・ 間 ・・・  ケキョ ケキョ・・・  を繰り返した。

 朝陽が差し始めた、少し離れた東側の竹林からだ。

       というより、その足下の篠藪なのだけれど ・・・。

      

                  

 

       7時の気温が -2℃だった。

       私の近くでは、昨年より2日早い。

 

          

 

 今朝は少し冷えたからか、ホーホケキョのフルフレーズにはならなかった。

 それでもね、75点はいっていたよ。

 

 何故だか、突然だが ・・・、

 雛の日の、女の子たちの健やかな成長を願っている声だ。

 

          この声は、爺にも春の訪れを告げているようで嬉しい。

 

 勿論、確かに春が巡ってきて、それを繰り返すのは嬉しい。

 ただこの後、小さく寒暖を繰り返しながら春が深まり、夏に向かうという。

 

 正直に春の到来を啼く鶯に、有り難うという。